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熱狂から熟成へ成長した「ミニバン」というジャンル
「こどもといっしょにどこいこう」
こんなキャッチコピーを携えて、ホンダ初代ステップワゴンは登場しました。
まさにこのCMを見た時には、ファミリー層に向けた「ミニバン」需要を強く刺激し顕在化させた瞬間だったなぁと思います。今でこそあの熱狂的なミニバンブームは一周して落ち着きを見せていますが、あの時代があったからこそ今の使い勝手の良いトールスタイルの軽自動車や、3列シートの高級SUVなどが醸成されていたんですよね。
とはいえ、トヨタノア・ヴォクシーやアルファード・ベルファイア、日産セレナ、三菱デリカD:5など、今も数多くの人気ミニバンがあります。使い勝手はもちろんですが今のミニバンはとっても高級感があるなぁと思います。所有欲もステイタスをも満たすのに充分なものになりました。当時に比べて価格も高級になりましたけどね・・・。
すっかり熟成した「ミニバン」という車のジャンル。
とっても身近なものになりましたがどんな「経緯」から生まれてきたのでしょうか?
また、大きさはちっとも小さくないのになんで「ミニ」なの?
などなど、意外に知らない事もあったりしてちょっと気になりませんか?
さあ、今回はそんな大きな体に機能満載の「ミニバン」について、一緒に深掘りしていきましょう!
大きいのに「ミニバン」?!その意味とは?
定義はざっくりフワフワ?!「ミニバン」はこんな感じの車
そもそも「ミニバン」とはどんなものを指すのでしょうか?
- ボンネットが長い2BOX、または、1.5BOXタイプ。
- セダンベースのステーションワゴンより背が高い。
- 乗車定員が6名以上。
- 乗用車ベースであり、商用車ベースのバンなどとは区別される。
一般的に上記のようなものを指しますが、実は詳しい定義や規定はないそうです。
因みに、「〇〇BOX」という用語は以下の様になります。
- 3BOX
一般的なセダン。
「エンジンルーム」と「乗員空間」と「トランクルーム」の3つの空間で構成。 - 1BOX
箱型の車。例)日産キャラバン - 2BOX
「エンジンルーム」と「乗員空間&トランクルーム」の2つの空間で構成。 - 1.5BOX
1ボックスと2ボックスの中間。例)トヨタアルファード
ちっとも小さくないのになんで「ミニ」なの?!
「ミニバン」って、全然小さくないのになんで「ミニ」なんでしょう?
これにはミニバンが生まれてきた経緯が関係します。
アメリカでは「フルサイズバン」という全長5m以上、幅2m以上のバンタイプの車種がよく利用されており、このような大型バンに比べて小さいワゴンタイプの車を「ミニバン」と呼び始めたのが語源となるそうです。
例えば、日産エルグランドの様な大きな車種でも全長4,975m、幅1,850mmといった具合なので、比較すればたしかに「ミニ」なのかなぁと思います。なんともフワっとした感じですがそんな経緯から「ミニバン」という名称が生まれたという事なんですね。
「ミニバン」の歴史はアメリカ発祥?!
熱狂的ブームから今や熟成の時代を迎えた「ミニバン」。この名前はどんな歴史から生まれてきたのでしょうか?
もともと、1960~70年代にはタウンエースやホーミーなどの「1BOX」と呼ばれる箱型の車種は既に存在していました。しかし商用バンをベースとしているため乗り心地や装備も商用らしさが残されており、「ファミリーやレジャーで使う乗用車」には程遠いものでした。
その後、日本でアメリカのアウトドアスタイルの人気が高まります。そのさなか1980年代に登場した「ミニバン」であるシボレー・アストロがアメリカ国内で人気を博します。それを受けて日本でも取り回しの良い手軽なサイズの「ミニバン」ブームに火が点いていきます。
1990年には「エスティマ」が正式発表されます。キャッチフレーズは「トヨタの天才タマゴ」。セダンが主流だった当時にあのタマゴ型フォルムのデザインを見た衝撃は今でも覚えています。並ぶようにして、ホンダオデッセイやマツダボンゴフレンディ、三菱デリカスターギアなど、レジェンド級の車種も続々発表されて行きました。
当時、街を走る車が続々とミニバンに代わって行く変貌ぶりは圧巻と呼べるほどでしたね。まさに「ミニバンブーム全盛期」だったと思います。
2000年代以降はエコやダウンサイジング、SUVブームなどによりミニバン人気は落ち着いて行きましたが、ミニバンの残した影響はスモールカー&軽自動車における「トールワゴン」や「3列シートの高級SUV」などに引き継がれていきます。
「ミニバンブーム」も然り、どんなブームにも栄枯盛衰はあるものですが、需要と供給がうまくマッチしたからこそ自然発生したものであると思います。当時はと言えば、セダンも一巡してワゴンブームも油がのってきた頃合い。また、ヤングファミリーが続々登場していた背景もあり「多人数乗車ができるレジャー感のあるクルマ」が渇望される時代感があったと感じます。
そんな水面下の需要を敏感に察知したすご~い人たちがいたからこそ多彩な「ミニバン」が生まれたんですね。
あき☆らっとのミニバンへの想い
大勢で乗車する「ミニバン」って、修学旅行の観光バスみたいでなんか楽しい感じがしますよね。私あき☆らっとも「ミニバン」にはそんな憧れめいたものを抱いたものです。
今や「エコ」や「ミニマル」の意識が高まっているのと同時に「サブスク」の流行があります。
つまり「所有」しない事への意識が高まっているんですよね。「必要な時に必要なものを必要なだけ」あれば良いという発想なのでとても理にかなっています。
という事は「車は買わないで月額定額のサブスクで」みたいなのが主流になる未来はすぐそこかも知れませんね。だって、スマホが台頭する事で固定電話をほとんど使わなくなる未来なんて想像だにしませんでしたから。
現在のインターネットの普及もそれに通ずるものがあります。
本を買ったりお店に行ったりせずに必要な情報をさっと入手できますし、必要なものはネット通販でほとんど買えます。そして、対面して会話をしたい場合はビデオ通話をする手段がたくさんあります。
この「咲くっとイラスト」もそんな便利なサイトとなる様コツコツ育てていきますので、思い出した時には覗きにきていただけると嬉しいです!
では引き続き頑張りますのでよろしくお願いします!
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- ブルーのミニバンです。
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キーワード:ミニバン、みにばん、1BOX、ワンボックス、車、くるま、青、あお、ブルー、家族
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